きれいに並べられた玄関
わたしは靴を脱いだあと、
逆向きにしてきれいに揃える癖があります。
癖というより習慣といえるでしょう。
この習慣は母親型のおばあちゃんに教えられました。
その頃は子供なので、
家に入ると靴は脱ぎっぱなしで飛び跳ねている状態。
テレビを見ていると、
おばあちゃんの甲高い声が聞こえてきます。
「も~う、忠士、靴を揃えなさい!いつも言っているでしょう。」
来る度に言われるのですが、
子供なので揃えることを完全に忘れてしまいます。
これを何回繰り返したか分かりません。
しかしあることがきっかけで、
自分で靴を揃えるようになりました。
ある日、
いつも言われ続け、いやになっていたのだと思います。
靴を揃えることを分かっていて直さなかった日がありました。
なんだかんだやっているうちに帰宅の時間になり、
帰り際玄関を見た時、
靴がきれいに並べてあったのです。
おばや母親に直したかと聞くと、そうじゃないと言います。
おばあちゃんが直してくれたんだ…
悪いことをしてしまったなあーと子供ながらに思いました。
それからはそのことが常に頭にあり、
おばあちゃんが揃える前に自分で揃えないといけないという
正義感みたいなものが生まれました。
大人になった今も、
玄関を振り返り、靴の状態を見ます。
感覚的に見ちゃうのが怖いですよね(笑)
毎度のことですが、
もし敬老の日におばあちゃんにプレゼントするとしたら
歩きやすい小さな靴をあげようと思います。
以上です。